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小倉で生活しながら路上探索、人間観察、買い物をする。昔好きの人。

【店】ヒンコン堂の12月

またもかなり間が空いてしまいました。
更新せぬ日々にも、ごくわずかに、このブログを訪ねて来てくれる人がいました。

ですがあまりにも更新しないのでその訪ねて来てくれる人は諦めてしまったようです。

もうこのブログは更新しないと思ったんですね。

その諦めた頃合いを見計らっての更新です。


諦めても試合は終了しません。
時間が来るまでは続くのです。














12月はヒンコン堂の出店の予定が複数回いただけましたので
ご案内させていただきたいと思います。


まずは12月14(土)、15(日)の二日間開催
食堂ノミノイチf:id:hingkongchang:20131114201950j:plain

いつも仲良くしてもらっている水玉食堂さんで行われます。
このイベント中は水玉さんは喫茶店としての営業になります。
珍しいカフェメニューも楽しめるかも知れません。
自分はおそらく二日間ともお店にいますよ。
お酒を飲んでいるかも。





それから、日にち、詳細、不明なのですが、
西小倉駅ちかくのカフェバーengelさんで行われます音楽イベント「カニさん祭」にも出店させていただける予定になっております。
こちらもたいへん楽しみです。







最後は12月24日(火)(クリスマスイブ!)
小倉紺屋町カフェバーメガヘルツにて
「song to read」というアコースティックライブやこだわりの自家焙煎コーヒーや古本、お菓子など盛りだくさんに楽しめるイベントに出店させていただきます。
詳細未定なので随時ご案内差し上げます。


以上の三件になります。
ご都合よろしく興味のあるかたはぜひお誘いあわせのうえお越しください。


以下は、商品の詳細案内になります。





りぼんグッズf:id:hingkongchang:20131129220734j:plain

プラバンを曲げてつやつやのリボンを作っています。
ふたつと同じ柄はないので、見かけた時が買い時です。
ブローチとヘアゴムをご用意しています。

使用例f:id:hingkongchang:20131129215915j:plain

シャツの首もとに飾れば、蝶ネクタイのおもちゃのように見えます。


ヘアピンf:id:hingkongchang:20131123140827j:plain

前髪をななめわけにして留めて、レトロな少女をイメージ。


たこ坊主f:id:hingkongchang:20130825002100j:plain

引き続き、人気商品として登場します。
珍しい、男の子のこけしです。
キモかわいい姿は思わず笑顔を誘います。

松ちゃんf:id:hingkongchang:20131129193304j:plain

小倉の文豪、松ちゃんの顔をキーホルダーに仕上げました。
こんなカジュアルな松ちゃんグッズ、いままで無かったですよね。
納得の存在感で大事なカギを見失いません。
また、バッグにチャームとしてオンしても。
ゴージャスな金、銀に加えキュートなピンクもラインナップ。
イチオシ商品です。





以上、必死のPRでした。
もし、買いたい商品がなくても、こういうやつを作ってくれたら買う!などのご意見がいただければ
たいへん嬉しいです。
どのイベントも、ヒンコン堂抜きにしても楽しめると思いますので
ぜひ足を運んでくださいね。

風邪をひきませんよう。

【独語】現世は夢

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ごぶさたの更新が、こんな記事になってすこし情けないと思う。

しかし、独り言ともとれるこの場でしか、吐き出せないと思い、綴ることにした。

これは、昨日の今日の話なのである。



私には、気に入っていて、たびたび足を運ぶ古物屋があった。
門司港にあるのだが、わざわざそこにいくためだけに電車に乗るのだ。

もともと、店にはおばあちゃんが居て、知る限りでは今年代替わりして息子夫婦と思われる方々が店に立つようになっていた。
たまに、さらにその息子と見られる若い兄ちゃんも居た。


昨日わたしが訪れたとき、その若い兄ちゃんがひとりで店番をしていた。

そして、まだ値段のついていないアラジンのストーブを見つけたので恐る恐る尋ねた。




これは売り物ですか?


はい!



いくらですか?


三千円です!


三千円!?ジャンク品ですか?


いいえ、しっかり使えますよ!



そして、火を点けてもらったところ、しっかり青く燃焼していた。



か、買います!でも今日は電車なので、お取り置きできますか?手付金は置いていきますので。


いいですよ、では千円手付金いただいて領収書切っておきますね。
一週間以内に取りに来てください。



わかりました。うれしいなー!


これ、かわいいですよね。きれいに磨いておきますね!




こういうふうに、わたしは契約をして店を後にした。
すごくうれしかったし、これからのストーブとの未来に浮かれてもいた。






そして本日の話になる。
休憩中に留守電が入っていた。


昨日の店からだ。
若い兄ちゃんの消え入るような声で、

ストーブに問題がありましたのでお売りすることができなくなりました…。



と。

すぐにかけ直すと、ストーブのタンクが腐蝕して、鉛筆一本ぶんくらいの穴が開いている、との内容だった。

なので、社長が売るわけにはいかないと言っている、と。

ここでわたしは食い下がり、修理できないくらいのダメージか?とか、インテリアにするんでそれでも欲しい!と
交渉してみた。

しかし返事は、
売るわけにはいかない
の一点張り。
長くなりそうだったので、またのちほど連絡する、とその時は電話を切った。



諦めきれずに、職場の先輩に話すと、わたし以上に熱心になって、社長と話してあげる!と、
店ではなく、直接事務所のほうの番号にかけてくれた。…くれた?


すると、聞くとどうも社長の証言なんかがあやしい。



しかも、あれはすでに捨てた、と。

不良品とはいえ売約済みの品を、客と連絡つく前に捨てるって、当たり前にあることだろうか。

昨日か一昨日に捨てました、と。

昨日契約したんだが。



話にならない。と先輩もあきらめたふうだった。
しかし熱心になってくれたのはうれしい。

再度、わたしは若い兄ちゃんのほうに電話をしてみた。
この兄ちゃんは話した感じ、いい人だと感じたからだ。


保留になってたストーブなんですけど…

ああ、どうしますか?

あれ、捨てたんですか?

いや、いまは倉庫にしまってますけど…


えっ



えっ


問い詰めてみると、今朝、彼は実父である社長からこっぴどく叱られたらしい。

あれは三千円とかで売れるもんじゃない!と。



ほう。




じゃあ適正な値段を提示してくれたら考えますよ、と社長に伝えるよう言い、また電話を切った。


もっとも、もう適正な値段で買うならよそで買いたいという気持ちになっていたのだが。




それから折り返し社長から入電。
結果、完全に店側の連絡ミスであること、あのストーブはほんとに鉄屑になったこと、お詫びの気持ちとして手付金込みでストーブ代金三千円を振り込ませてもらう、という話になった。



ストーブ代金をもらう意味がちょっとわからないんだが。



まあ、ということで、おそらく、たぶん、もしかしたら、まさかのまさか、あのストーブは鉄屑になったのだろう。



ここにこうして書いているうちにだんだんどうでもよくなってきた。
ブログの大事さにも気付けた。
良かった。

いつか、ほんとに運命のストーブに出会える日まで。

一晩だけの夢をありがとう。


しね。

【店】ヒンコン堂/古漫堂(こまんどう)

かなりひさびさの更新になります。
自分は、ブログを更新していない間も、
ブログを更新していた時といたって変わらず健康で安穏とした生活をしておりました。

いま、外がものすごい雨ですので、雨音に集中力を削がれそうになりながら、本文を綴っています。

さて、以前ブログでひとこと紹介しましたが
自分は、知人友人のイベントやお店にて手作りの雑貨を販売したりしております。

なぜ、そうなったのかもよくわからないままですが
結構何度かイベントに出店をしていて
、また、お店にも置かせてもらっていますから、
ちゃんと紹介をしておきたいと思います。


イベントでの出店のかんじf:id:hingkongchang:20131005122747j:plain
写真がさかさまになりましたが、だいたいこういうふうに、販売をします。
取り扱うものは、おもにバッチで、あとパッチン止めとかストラップもあります。
今後はこのほかにもかわいくて、役に立つものを作りたいと考えています。

自分の好きなイメージは、昭和の60年代後半から70年代までの日本のかんじなのでできるだけそういうふうに見えるようにデザインしています。


以下、品物を置いてくれているお店をお知らせします。


美容室トリックスターf:id:hingkongchang:20131007202246j:plain
自分が社会人になってから三年半働かせてもらったお店です。
猫をこよなく愛する店長がひとりでやっています。
チラッと手作りをしていると話したら、「はよ持ってこい」と言ってくださいました。
ここには、ミラー付きストラップと、パッチン止めを置かせてもらっています。

場所は、旦過市場のモノレール側の入り口から入ってすぐの天神島橋を渡って、角を右に曲がって山崎電気の隣です。
ちなみに反対側の角にある千成食堂は、おいしいのでおすすめです。


水玉食堂さんf:id:hingkongchang:20131009201025j:plain
いつもなかよくしてくださる水玉食堂さんにも、バッチとミラー付きストラップとパッチン止めを置かせてもらいました。
水玉食堂さんは日本の昭和レトロ雑貨に囲まれておいしいご飯が食べられる夢のような場所なのです。
一品やお酒も揃っていますので晩酌にも。
女性おひとりで気軽に寄れる雰囲気は本当に貴重な存在です。


売れスジ品f:id:hingkongchang:20130825002100j:plain
ちなみに、何度か出店してきていちばん売れたのはこれです。
中の沢こけし(たこ坊主)をかたどったバッチです。
たこ坊主を知らない人も、「キモい」と言いながらお買い上げくださいます。
なんに使うのか気になりますが、お買い上げくださり、とても嬉しいです。

ヒンコン堂の品が、話題のきっかけになったりすれば、と夢を見ています。

もし出店をしているのをみかけたら、ぜひ手にとって見てください。



ちなみに次回の出店は、10月22日の火曜日にメガヘルツで18時からになります。


あと、11月04日に小倉北区京町で一箱古本市「とほほん市」があるのですが
自分は古漫堂(こまんどう)として出店をします。

どうでもいいですがこの店名思い付いたとき5分くらい爆笑しました。
やべー。コマンドー
さらに"こ"のあとに横棒入れてまた爆笑。低俗です。でも本当に面白いと思います。いまでも。



さて、こちらは雑貨ではなく古本(おもにマンガ)を売ります。
ちょっとかわいい栞とかも作って売りたい(もしくは配布)と思います。

みかけたら、立ち読みしたりしてください。歓迎いたしますので。


ひさびさの更新でした。
次回からはまた建造物の紹介などをしたいと考えています。

【独語】計画が間違っている

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ヘア・カットをした。
2~3か月に一度、毎度毎度のことだが美容院へ行こうというきもちは、ほんとうにある日突然わいてくる。

美容院へ行こうと思う理由は髪を切りたくなったからで、
髪を切りたくなるのは昼夜問わず突然なのである。
真夜中に耐えきれずにセルフ・カットを施行して、
後悔したことだって数えきれない。



行きたいときに行きつけの美容院の予約がとれず、
馴染みのない店に飛び込んで
信じられないくらい似合わないスタイルにされたこともある。

いちど髪を切りたくなると
それほどに、今の髪型で過ごすことがいやになってしまうのだ。


だが、突然に髪を切りたくなり、その日の仕事あがりにすんなりと予約がとれ、美容院の椅子に座り、鏡に映った自分を見ると




あれ、なんかこの髪型けっこういい感じじゃ?
切らなくてもしばらくは大丈夫なんじゃ?

というきもちになってしまう。
ふつふつと。
ほぼ毎回そういうきもちになってしまうのである。


このことについて考えてみた。



美容院にはいるそのほんとうに直前までは髪を切りたくて仕方がないのである。

しかし、椅子に座り、鏡に映った自分を見ると、いまの髪型がすごくよく見える。





これは







鏡だ。

美容院の鏡だ。







こういうこともある。
腹を括ってカットしてもらって、
終了後、鏡に映った新しい髪型を見ると
とても素敵だ。



それが帰宅するとどうだろうか。
ヘンである。

似合わない。
美容院の鏡で見た素敵な髪型の自分は、自宅の鏡の中にはいないのである。
なぜだっ。
アンタだれだっ。
ぼくの地球をどうするつもりだっ。



鏡だ。
美容院の鏡だ。










※このブログは筆者の思考を徒然なるままに綴ったまでの完全なるフィクションです。実在の美容院の鏡とはいっさい関係がありません。

【採集】中古こけし

皆様はいかがお過ごしでしょう。
自分は、けさ、職場の健康診断を受けました。

オシッコが出なくて検尿はたいへんでした。
検尿は、毎回毎回"じょうずにオシッコを採取せねば"とよくわけのわからないプレッシャーがかかり緊張してしまうのです。



さて、さっそく本日の日記の題について書かせていただきましょう。

私はリサイクルショップが大好きです。
なぜか昔から古いものが好きなのですが、歴史的価値のある"骨董"とはちょっと違って、ただたんに古いものが好きということなのです。

とは言っても、
ボロくて汚れたものが好きというわけではないのです。
その品物が生まれた時代を反映したものが好きなのです。


おそらくおわかりいただけるでしょう。


そんな人ですから、街あるきの際に新たなリサイクルショップを見つけたり、よく行くリサイクルショップの近くを通ると
無視することなどできません。


ついついふらり立ち寄って、
なにか気になるものがないかと目を光らせる日々なのです。


そんなリサイクルショップ通いをしていて、
自然に集まってきたもののうちのひとつが、
中古こけしです。


自分が購入を決めるもののポイントはいくつかあって
なかでも大切にしているのは、
"欲しい欲しくないの前に、これを他人に買われたらムカつく"
という感情です。

"欲しい欲しくないの前に"とは言ってますが、実際は"かなり欲しい"のが前提です。


だいたいリサイクルショップで見つけるものは、
在庫はひとつだけです。
また、店の判断で値付けしているのですから、
その値段で買えるのもおそらくそれひとつだけです。


そんなものが、ほんの少しだけでも
心の琴線に触れたならば―――

当然のように自分のものにしたくなります。
何に使うのか?
置く場所はあるのか?
買うの恥ずかしくないか?

そんな野暮な考えなど、
どこ吹く風とばかりでしょう。


なにより、他人に買われるなどもってのほか!

その悔しさは永遠のものとなること間違いありません。

あと、大事なことを忘れかけていましたが、
"千円以下である"
これが第一次審査になります。

品物がどんなによくても、
千円以上ならば、
よくて当たり前なのです。

リサイクルショップなら千円以上出せば、いくらでもよいものが買えるのです。

千円以下で、よいものを手に入れたとき、地面から10センチは浮き上がる心地になれるのです。


前置きがたいへん長くなりましたがそんな厳しい審査をくぐりぬけ、我が家の敷居をまたいだ中古こけしを紹介します。

お土産こけしf:id:hingkongchang:20130918231203j:plain
右手は自分の人生初こけしになります。400円です。左は門司港で100円です。
これらは顔がたいへん可愛く、大衆受けするのでお土産として愛されたものだと思われます。右は、底にマジックで日付と"倉敷"と記されています。



シマシマこけしf:id:hingkongchang:20130918231346j:plain
銅模様がシマシマのもの。400円でした。
顔がすこしこわいのと頭の形がこわいのとで、かなりこわいと思います。
部屋に置いておくと、最近は慣れてきてこわさがなくなって来ました。



巨大こけしf:id:hingkongchang:20130918231232j:plain
600円で、二階堂の瓶くらいの大きさです。
大きいわりに着物の絵付けがザツで、残念な気持ちになります。唇にはどことなくフェチを感じて◎なのですが。
この着物柄とらっきょうのような頭のものは木地山系に分類されるようです。


かわいい、大きいf:id:hingkongchang:20130918230723j:plain
こちら我が家にて最新のもので、500円でした。
わりかしかわいいし、すこし大きいです。
鳴子系に見えますが、首が動かないため、ぽく作られたお土産こけしなのかもしれません。
自分は、伝統こけしとかそうでないとかはあまり興味がありませんので気にしませんが。


くろんぼf:id:hingkongchang:20130918231600j:plain
こちら番外編、黒人のこけし風人形。こちらも門司港の遺品整理の店で各100円でした。
昭和のくろんぼブームに興味がありましたので即購入に至りました。


ところで、こけしだけに言えたことではありませんが、近年"置物"ってないですよね。
フィギュアという形に進化したのかもしれませんが、おもに棚などに置いておくためだけに作られたもの…"置物"。


なんか名前が好きなのかもしれませんが。


置物を買い、置く。
それは忙しい現代人には無駄なことなのかもしれません。

ですが、置物を買い、置く。
自分は、そこにゆとりを見出だせるはずだと考えます。


置物ライフ、始めませんか。























世間ではじわじわとこけしブームが起こっているらしく、
"こけし女子"なるトンチンカンな言葉まで飛び出しているもよう。

こけしみたいな顔の女子なら、たしかによーけいますけども。

今まで
世間の女子は電動じゃないこけしになど見向きもしてなかったのですが。
かくいう自分など、電動だろうが電動じゃなかろうがこけしに興味はありませんでした。

ですがリサイクルショップにはこけしがあるのです。
ある日とつぜんにリサイクルショップで見る千円以下のこけしが輝いて見えました。







それ以来電動じゃないほうのこけしにはアンテナが反応するようになったのでした。

そしてある日、こけしアンテナがビンビンに反応する場所を発見。
お食事処こけしf:id:hingkongchang:20130920223209j:plain
ウワー!スゲー!まんまやん!
下関という地に、こけし欲と食欲を満たせるサンクチュアリがありました。

ちなみに中はふつうーにいい感じの定食屋です。
写真がありませんので出来ればじっさいに足を運んで見ていただきたいのですがインテリアがなかなか個性的でナイスでした。
こけしは多分置いてあったような気がしますが、
"多分置いてあったような気がする"程度の存在感だったと思います。

特筆すべきは、お母さん(推定80オーバー)がそろばん計算してくれたあたりでしょうか。
一応、おすすめは"こけしランチ"というやつです。


自分はこけしに対してはまだまだこれからだと思いますので
多くは語れませんでしたが
一応これらが自分のなかのこけしのすべてになります。

あと、そんな縁でか、自分はこけしの形のバッチを作って催事のときに売ったりしていますから、見かけたらいちど手に取ってみてくださいませ。


ひとりでも多くの近代女子のかたが、電動じゃないほうのこけしを愛してくれたら、こけし達も幸せだと思いますョ。

【独語】ぷーどる

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きょう見かけた軽乗用車の後ろの扉に
「Poodle in The car」と書かれたステッカーが貼ってあった。


ぷーどるいんざかー?

この車にはプードルが乗ってます!


と、言いたいのだろうか。

その軽乗用車はプードルが乗っていることを周りの人間に示しているのだ。
「Poodle in The car」と書かれたステッカーによって。




その意図を考えてはみたのだが、
正解を出すのは容易なことではなさそうだ。

プードルが乗っている車に対して、
周りの人間、私たちは一体どういう対応をすべきか?

そしてステッカーを貼ったのは、プードルの意思なのか?
それとも、車の運転手のはからいなのか?

プードルが乗っていないときはステッカーは剥がすのか?

私は、一枚のステッカーについて考えているうちに、深い海へと投げ出されてしまったような心地になった。





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【採集】ギリギリグッズ

こちらにてブログをかきはじめて3日目だし、
わりかしこまめにツィッターで紹介していると思いますから
読んでくれている人もいるかと期待して、
今宵も更新いたします。

さて、自分は町あるきをしていて
気になる店があるとすぐに入って商品を見たり、良いものがあれば
買ったりもしています。

基本的にいつもお金をあまり持っていないので、
そうそう買い物ばかりもできませんが、
それでもどうしても欲しくて買ってしまったものも多数ありますし、
どうしても欲しかったのに
泣く泣く諦めたものもそれはそれは多数あるのです。

自分は収集癖があると言いますとチト言い過ぎかとは思いますが、
趣味にある程度偏りがありますので
つい似たようなものが集まってくるものです。

以下、紹介するものは、
いわゆるパクり商品の数々です。

買い物をしていてみつけたもので
どれも、もとになったものによっぽど造詣がなければ
うっかりと本物と思ってしまうかもしれません。

まぁそんなつくり手の意図とは裏腹に
大多数の人は偽物だとわかるはずです。
もしくは、つくり手側も、だまされるやつがいたらラッキー!くらいのノリなのかもしれませんが。

とにかく、自分はそんな想像まで掻き立てられるこれらの品々を愛してしまったのです。





"FL"バッグ&ポーチf:id:hingkongchang:20130910095124j:plain
二つとも別々の店で購入しました。バッグは980円。
ポーチは200円で購入したものにキーチェーンを取り付け、利便性とファッション性をアップ。
海外のスーパーブランドにそっくりで、お値段が本物よりも随分とキュート。
貧困層からのご指名はこちらに軍配があがること必至でございます。

余談ですがポーチを購入した日、某お洒落アパレルショップで我慢出来ずに店員さん(馴染みでもなんでもない、初対面)に自慢してしまいました。

店員さんはキョトンとした表情で、

あっ、えっと…ふつうに本物かと思いました!笑

とか言ってましたが
いやいや、セレクトショップの店員がこんなパクり商品見て本物と思うとかおかしーやろ!
へんな気ー使わんでいいちゃ!
と思いました。

いや、ありがとうございました。




"FL"パラソルf:id:hingkongchang:20130911000836j:plain
大人気シリーズ待望の傘!
こちらは迷いに迷い、1,050円という価格に購入を延期した一品。
完売の恐れもありますし、非常にデンジャラスな状態です。
びっしり散りばめられた、モノグラム。これはかなりよーく見ないと解らないのでは。
こんな傘なら、雨の日が待ち遠しくなりますよね。


ポーターみたいなバッグ&ドルガバとグッチ足して2で割ったみたいなキャップf:id:hingkongchang:20130911000904j:plain
こちらは、多機能なナイロンバッグとやわらかな素材のキャップ。スポーティーで活動的なコーディネートを実現させてくれる主役級アイテムです。
スポーティーな中にもキャップのモノグラムと、ゴールドのC&Dの刺繍が
エレガントで、とても980円には見えません。
お金はないけど、安っぽいのはイヤ!
そんな願いを叶えてくれる、パクりグッズはランプの魔神さながらなのです。



~キャラクターグッズ~

以下はお子様むけ、かわいいキャラクターグッズです。


ファミリーゲームおじさんf:id:hingkongchang:20130911000929j:plain
門司港のおもちゃ屋さんですごろくを購入したのですが、
そのパッケージに描かれたイラストが任〇堂を代表するおじさんに酷似していました。
他にも丸いピンクの、敵を吸い込んだりするキャラや、
某映画シリーズの、口から放射線を吐いたりする巨大怪獣のイラストもありました。
しかもただのすごろくですが、商品名が「ファミリーゲーム」でした。こちら、かなりのギリギリグッズですね。


仲良くケンカする奴ら
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こちら小倉から飛び出て下関で発見しました。
シューティングタイプのゲームができるおもちゃで、付属の赤外線ピストルで撃つと音が出たりするそう。
ゲーム自体はハイテクだし、男の子ならば飛び付きそうなんですが、
いかんせん顔が完全にパクりなのでB級で頭打ち、涙を飲んでいます。




自分は、なぜ"パクり"はここまで魅力的なのか、ときどき考えます。
きっと"パクり"はあまりよくないことのはずですし、
実際パクられて怒っていた人はたくさんいます。
ユリゲラーとか。

しかし、パクられて怒る気持ちも解らないこともないですが、
パクられて怒っている人を見ると、
他の事で怒っている人よりも
器が小さいと思ってしまう気がします。

パクりは"あやかりたい"が具体化したものですので、
人気のものしかパクられないと思います。

マンガとかだと、人気作家がたまに不人気な作品からトレスしたりしてますが。

ちょっと話がそれましたが
自分は、パクりグッズからは、"騙したい""欺きたい"よりも菩薩のようなもので、"売れたい""立派になりたい"みたいな気持ちを感じるのです。

そういう考えかたの自分はバカなのかも知れません。
でも、だいたい千円以下だし、実用性もあるしでわたしはこれからもこれらを愛することができるのです。


今回はファッション系のグッズだったのでカタカナがよく出てきました。
自分が調子に乗っているようで楽しかったです。


ここで紹介できなかったやつもわりとありますので、
またの機会で紹介したい次第です。